約1年ぶりに映画館で映画を鑑賞。
個人的なことですが、約半年、色々なことがあり、自分で自分を壊し、心身共に落ちるところまで落ち、映画館はおろか、映画すら見ることができない状況でした。
まだ万全ではありませんが、今日こうして、ネットでチケットを購入し、映画館に行くことができたことがとても嬉しい。
そしてそんな記念すべき?復活後初の作品がカモンカモンだったことが嬉しい。
風変わりなジェシーと、若者にインタビューをする仕事に従事するジョニー。
⚠️以降ネタバレを含みます⚠️
「マイクでキャッチする普段は聞き流してしまうような生活音」と「子供たちのリアル」が少し繋がる気持ちがした。
大人になると、子供の頃の無垢な疑問や思考は、普段聞き慣れた生活音のように流されてしまい、気にも留めなくなってしまう。でも本当は無くなったわけでなく根底にはあるわけで、それはふとした出来事や瞬間に感じるのかな、と。
子供の考えは想像をはるかに超えていてそれを「奇妙な」とか「変な」と捉えがちだけれど、子供にとっては大人のいわゆる「普通」として一般化されている常識こそ理解できないかもしれない。
普段考えないようなことを、子供や、他人は考えているかもしれない。
他人を理解するのは難しい、っていうか無理。そんな当たり前だけれど、なぜかそれで苦しんでしまう人たちにその当たり前を教えてくれる映画な気がする。
そして、介護や病気の家族を持つことの大変さを隠すことなく現実的に描いていたのも印象的。
ホアキンの映画はジョーカー以来だったけれど、振り幅の大きさに驚きました。
また少しずつ映画を生活に取り入れていきたい。