子供にも母親にも第三者にもなれる映画。ラストにかけて(別になにがあるわけでもないが)涙がでた。
不安に対しあえてそこに身をおくこどもの気持ち(傷つかないように、不安に押しつぶされそうであえてシミュレーションする気持ち。わかるよ。わかる。)、びっくりするほど愛してるのにイライラして疲労してひとりの時間を欲する母親(最初の母性に対する本の引用はかなりぐっとくる。"なぜ物事を明るく無垢にするのが母親の役割なのか")、こどもに触れることで自らの振り返り、妹を知り、じぶんの閾値を知る他人。
子役の子が天才すぎて怖い。