色々な意味で深く考えさせられる作品だった。
子供の視点。
子供の内面。
何がしたいのか、何が言いたいのか、何を望んでいるのか。
理解が及ばない。
それは親である私がまさに長年直面している現実。
その現実から逃げようとしている自分。
そんな自分自身を疎ましく思いながらも、どうしても我が子と心から向き合うことができない自己嫌悪感。
そうした嫌悪感を、作中にあった集音マイクのように拾い集め増幅して、私自身に容赦なく浴びせかけてくる…本作は私にとってそんな残酷な作品だった。
いつかジョニーとジェシーのように、我が子と心を通わせる日が来るのだろうか。
分かっているのだ。
容易なことではないが、先に進むしかない…そう…
C'mon C'mon…