カモン カモンの遠藤泰介のネタバレレビュー・内容・結末

視覚情報的には当然悪くない映画。

それ以外はすべて自分とは噛み合わなかった。
インタビューされた子どもたちが発言する一言一言に違和感。
主語を大きくして日本人の宗教観との違いからこういった思考に理解が及ばないのか
はたまた、私自身が偶々そういったことを一切思考することを拒否というか軽んじて生きてきただけなのか。

映画のセリフとして造られたものなのか、リアリティを重視して生のインタビューを活かしているのか。
前者では子どもの口を大人が操って好き勝手している不快感(そういった演出であればこの映画の作品価値は無に帰す)に苛つきを覚え、
後者でもあまりにも自分の人生観、成長過程からかけ離れすぎていて動物園に遊びに来た気持ちにすらなれない。
何れにせよ自分とは噛み合わない映画だった。

この108分の楽しみ方を教えてほしい。