ロミ

カモン カモンのロミのレビュー・感想・評価

カモン カモン(2021年製作の映画)
4.7
今年の映画開きは、[カモン カモン]
映画館で見逃していた作品。
ずっとずっと気になっていたまま年を越してしまいました。

ホアキン演ずるジョニーが数々の子供達にインタビューをしている。
移民の子供も白人の子供にも、今の事・未来の事。
ここはセリフではなく子供の気持ちをそのまま使用したのかなぁと感じる。
私達大人は子供は未熟であり世間を知らない。と勝手に決めつけてつまり子供扱いが多いと感じる。

本作で気付かされる。子供は子供の目線(低い位置から先を広く見ている)に気が付かされる。



主人公のジョニーが姉の子供ジェシーを預かる時に、セリフはきちんと覚えていないのですが、あの子は何でも分かっている。と、言葉で表すのは難しいが疑問を持っている事、母とジョニーの仲が良くない事。父の病気の事など、、


ジェシーにマイクを持たせて街にでる。海辺へ出る。音を拾う。子供の声を拾う。
ジェシーが自分の言葉でマイクに吹き込む。ここの絵はなんとも言えず息を呑む。

本作、もう一度見ないと!とこれを書きながら思っています。

絵本『ほしのこども』も読みたいと思います。





全ては当人にしかわからない。
先へ先へ、それが人生。
ロミ

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