このレビューはネタバレを含みます
再生ボタンを押しまず疑問に思ったこと、それは22年に上映された映画で白黒映像であること。珍しい。何か意図があるのかなと思って、見進めて中盤で意味がわかった。ジャーナリストでインタビュアーであるジョニーが主人公である、この映画の芯は"声"であり"言葉"だと言うこと。子供にインタビューする内容は「どんな将来が待っていると思う?」「スーパーパワーがあったら?」「人生とは?」答えがない質問だからそこ、視聴者にも問いを考えさせる場をも受けているのだなと感じた。そんな映画だからこそ白黒映像が芯を支え、創造させるためにあるのだと感じた。そして、ジェシーが子どもながらに自分の身に起きている変化を受け入れようとしている姿とそれでも寂しさだったり孤独さを感じる気持ちがあることや始めジェシーの行動や言葉が理解できないジェニーがゆっくり受け入れ合わせて考えようとしている描写が素敵だった。私自身、ブラーブラーブラー(ぺらぺら)な言葉でしか気持ちや想いを表現できないからこそ、凄く刺さる映画だった。