このレビューはネタバレを含みます
"母性"があっても、"母親"にはなれない。
凪沙と一果、不器用な二人がバレエを通して距離を縮めていく様子はとても良かった。外で一緒に踊るシーン泣きそうになっちゃったな。
この時間は永遠に続かない、って理解していてもやっぱりつれ〜🥲
母親になる為に性転換しても、家族にはバケモノ扱いされて本当の母親にはなれない。挙げ句の果てにはそのせいで死んでしまった凪沙。
でも凪沙は本物の母親だったし、母親以上の愛情を一果に注いでたと思う。
多分一果はずっとそのことを背負って踊り続けるんだろうな。(りんのこともあるし)
最後の一果の後ろ姿が凪沙にそっくりで…おさがりであろうコートとヒールで堂々と歩く姿がかっこよかった。
バッドエンドだしハッピーエンド。
久々に世界観とかテーマがドンピシャ好みで面白い映画でした💯