このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい作品。。
まずびっくりしたのが、リンちゃんの飛び降り。電話の時点で匂わせてはいたけど、バレエをしながら、周りの人には気づかれていない時にああなるとは…思わず声が出た。
リンちゃん、途中一果への嫉妬はあったけど、自分が悪いってちゃんと言える子だし、根はすごく優しい子なんだろうな。。
凪砂が女を捨てて男になり工場へ勤めることになった時、一果が急に不貞腐れるシーン良かった。
これはリンちゃんも言ってたけど、一果がバレエと出会って、凪砂とコミニケーションを取って、どんどん好きを知って、外見も内面も変わっていくのが凄かった。本人は分からなくても、周りは目に見えて分かるんだろうなこういうの。
所々出てくるクズ人間たち、自分が追い詰められたりするとオカマをバカにしたり、化物と揶揄したりしてくるの最悪。
だから一果のお母さんは好きじゃない。一果は約束守って中学卒業までは広島にいたけど、逆らうとまた殴られたりするからだったのかな?
最期のシーンは言わずもがな印象的。
海を越え、凪砂の思いを背負って世界を相手にしていく一果の覚悟が最高だった。
草彅剛の演技力ほんと良かったです。
1番良かったのは、メンタルが不安定になった時、「私って、気持ち悪い?」と一果に聞く時の目がグッときた。
良い作品でした。是非また見たい