このレビューはネタバレを含みます
この映画は生き辛さを抱えた人々の映画。
どちらかと言えば暗く沈んでいく方。
幸せってなんだろう。
人それぞれに違う。
自己愛、
自分の性について悩む人々、
家族愛に疑問を持つ子供、
そして世の中の軽視的視線。
理解した気になっている勘違いした人。
色んなマイノリティーがある。
それは一つの事柄だけではない…
絶望。
それを目の前にした時、
歩んでいく道が、一果とりんのパターンなのだろう…
映画を観た人には小説も読んで欲しいと思った。
映画って難しい。
作りきれる事は本当に難しい。
ただ。出演された皆さんが違和感がなかったこと。
凪沙が男の姿に戻るその理由と勇気、同時に、男の姿になりながら凪沙のままでいた草彅剛の演技は見事だった。