先行上映にて鑑賞。
はっきり好き嫌いが別れる作品だろうと思う。少なくとも万人受けするタイプの映画ではない。
恐らく見たくなかった、二度と見ないという人もいるだろう。
そして同時に好きという人にはずっと心に残る作品となる。それだけの力がある。
バレエというものの美しさと残酷さ。
幾度も題材になってきてはいるが、それでも繰り返し描きたくなる魅力があるのはわかる。
興味のない人でもきっと、一果の踊るシーンには感じるものがあるはずだ。
多くを語らずとも圧倒的な説得力をもって迫るそれを、凪沙は愛したのだろう。