このレビューはネタバレを含みます
「何で私だけ?」
物語の根底には社会から弾き出された者たちの深い悲しみと孤独が漂っている。だからこそ理解され、共感された時に喜びと希望を得る。その希望の象徴がバレエだ。美しく踊るの陰には才能、努力、金銭、環境など様々なものが必要だ。白鳥が優雅に泳ぐ水面下で必死に足掻いているように。
凪沙とりんは白鳥になりきれなかったけれど、その希望を担って一果が踊る、ラストシーンは素晴らしかったです。
思い内容に一度でいいやという人と、何度も感動を味わいたいという人、評価は分かれるかな?いずれにせよ、一度は観て良かったと思える作品だと思います。