Twitterでの監督の発言を見て評価を改めました。
このテーマを娯楽として扱うにしても、いや娯楽として扱うなら余計に、相応の覚悟と細やかさが必要だったんじゃないの？
娯楽にもなり切れてないです。
残念です。
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草彅剛と新人服部樹咲がものすごい演技をみせている１本。
草彅剛演じる凪沙は、目線の流し方だけで完璧に女性としてそこに存在していた。
またバレエシーンが素晴らしく、少女の成長物語の軸として良く機能していた。
ただ、物語全体としてはシーンの冗長さや反面説明不足を感じる点があったり、センセーショナルなシーンの演出があざとくて、トランスジェンダーの描き方に少し疑問を感じてしまった。
一果と凪沙の関係が変わっていくきっかけや広島の母との関係、友人の絶望については、物語としてとても大事なだけにもう少し心の機微を丁寧に描いてほしかったな、という気持ち。
凪沙と一果の姿がリンクしていく様子はとても良かった。
