むちゃくちゃ感動したんだが、あまり言葉で説明できる気がしないw
とにかく、終盤涙が止まらなくなってしまい、ハンカチで目を押さえながら映画館を出たのだが。
明かりがついた場内はそこまで泣きじゃくった感ある人がおらず焦った次第w
とにかく、あのダンスは衝撃的に美しい。哀しさや嬉しさや色々入り混じる展開は複雑ながら、ただただ涙が止まらず。ダンスに弱いのかな、きっと。それとも歳のせいかな💦
本作はLGBTの主人公、渚沙(草彅剛)とその家にワケあって預けられることになった少女の、言うなれば成長物語。
ではあるが、多層的な困難と葛藤が織り交ぜられており、全身がヒリヒリとする痛みと癒しとの抑揚がたまらない。
監督すごいな。
妥協がない。そして、溢れるパワーと才能を感じる。付いていくわ。
そして、脚本も。
今の日本が抱えるジェンダーの問題を、まさに我々の問題として突き付けつつ、その問題意識のさらに先を行く展開。久々に原作も読みたい作品。
音楽も美しい。
シーン、シーンでドラマっぽい音楽が流れることはなく斬新。緩急もうまい。
そして、極め付けは草彅くん!
参りましたー。
キャラっぽさを一切感じないどころか、そのたたずまいが、そういう人のモノマネを超えている。
等身大で真剣に向き合った役作りを感じるので、日本アカデミー賞主演男優賞お願いします!リスペクト!最高!