今年の邦画だとトップクラスの作品だと思う
最近よく観るLGBTを題材にし、かつ女の子が精神的に成長していく姿を描いている
はじめはなかなか言うことを聞いてくれない反抗期の真っ只中の女の子がバレエに興味を持ってから人生が変わっていく
草彅の役は自分が男であることを受け入れられずにいわゆるオカマバーで働いていてこういうのは綺麗事だけでは語れない部分が多いなっていうのは改めて感じた
個人の価値観を尊重〜みたいなことはみんな口では言っていても現実はそういった人が生きづらいように社会はできているし難しいなと思う
この映画はこういった難しいところや人の死というものに対して問題提起をしつつも答えはしっかりと見せてこない
そこは自分で考えろってことがひしひしと伝わってくる
今の時代にはなかなかありそうでない、けれど絶対に観なければいけない作品だと思う
