金銭の心配が一瞬で吹っ飛んだあの笑顔。
先生から"お母さん"と呼び間違えられたときの凪沙の喜びようがとても可愛かった。
ただ、負わされた傷の量に対して救いが少なすぎる。
実生活でオデット状態、昼間に堂々とできない気持ちはどんなものなのか。想像しかできないが、きっと凪沙が読んでいた"らんま1/2"のように明るい世界ではない。
体へのコンプレックスが先走り、あのような結果になってしまったことが何より悲しい。
そして、演出がちょっと目につく。薬飲みながら泣く草彅の鼻水と長尺、友人の自殺はなくてもよかった気がする。