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Liberté(原題)のizuのレビュー・感想・評価

Liberté(原題)(2019年製作の映画)
2.8
貴族達の高貴なる汚戯れ。
ストーリーはあるようでないと思った方が良い。
ある貴族達が暗い森の中で糞尿を垂れ流し、自慰行為に励む。それだけ。

映像的な面白さは無く、性器や糞尿を魅せるようなものでもなく、アート性を見ても良さが分からない。
別に映像が特別美しい訳でもなく、大量の糞尿による地獄絵図が拝めると思ったけどそれですらない。

ポルノとしてもテンポが悪いというか、映画は全体的にゆったりとしていて特に展開の無い引き延ばされた2時間。
見えそうで見えない、たまに見えてたりするものもあるくらいだけどポルノとしてもあまりよくない。
エロかったシーンはジャケにもなっている男性が女性の尻に手を置き顔をうずめる所くらい。

斬新な映画という点を考えれば評価できなくはないけど、個人的に魅力的な要素が尻くらいしか無く...。
女性が男性の棒に尿をかけ、かけられている男性は己の棒をしごくシーンと吊るされた女性の上から白い液体(性的なものではない)をかけるシーンはとても印象に残ったけど、2時間と少しの間で強く印象に残ったのはそれくらい。
1ドルケチって低画質で観たというのもあるけど糞もあったかなぁと疑問に思うくらい。(というかあった?なかったよね?)

糞尿地獄、スカトロ、森での乱交、アート、これらの情報を聞いて好みにめちゃくちゃヒットしてると思ったけど実際の映像はとても地味で暗く、味の無い作品に感じた。ただ、作品の雰囲気はどこか嫌いになれない。後半に少しでも良いから途端に排泄物の投げ合いだとか発狂だとか、そういう強い、急な’’狂気’’があっても良い気がした。
記念すべき500markをこれに捧げてしまったのが無念。

視聴 2023年9月15日
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