このレビューはネタバレを含みます
渋谷の爆破シーンに尽きるなあ。ハチ公前で自撮りしてた女の子の後頭部から衝撃が来るあのスローとか、え、そこまで描写するのかと驚かされた。驚いたというか戸惑いもしたし、もちろん恐怖もした。その意味では、爆破の瞬間に渋谷にいて「え、嘘」と思った平和ボケな人たちの感覚を疑似体験させてもらえる。
でも、自衛隊がPKOで派遣された先で、少女があんなことまでするぐらい憎まれたりするものかなとか、この人なんでそんなことを、と不自然に思う場面がいくつかあって、最後まで映画に乗り切れなかった。
石田さんは最初から怪しく見えて、原作を読んでいない私でも、この手袋を贈る相手はもうこの世にいないのではないかと直感した。役作りが入念すぎたのかな。
真奈美(広瀬アリス)と綾乃(加弥乃)の感じは私得だった。ありがとうございます。