映画全体を貫くテーマは「平和とはなにか」「平和は当たり前のものなのか?」っていう問い。
実際にあんなふうに渋谷で爆破予告があったら、見物客が押し寄せてああいうふうになるんだろうと思う。そのくらいみんな平和ボケしてしまっていると思う。
ところで、国民に当事者意識を植え付けるにしても、ちょっとやり方が違うんじゃない?って思ったのは私だけでしょうか?
犯人の動機はわかったけど、でもああいう行動をすることでみんな「戦争をやめよう!」ってなるんだろうか。
結局さらに武力の保持は正当化されるんじゃないの?って思った。
そもそも映像の中の話はおそらくPKO活動のこと。ちょっと論点がずれすぎじゃないかな?
出演者が豪華だっただけに、最後の最後のテロップが逆にチープにしてしまった感があった。あれがなければもっとよかったんじゃないかな、と。
ところで渋谷の交差点のシーン。
CGにしては妙にリアルだなと思っていたら、なんと実物大の交差点を栃木に建てて撮影したとのこと。この努力を知って妙に感動した!