【第74回英国アカデミー賞 英国作品賞他全8部門ノミネート】
英国アカデミー賞では『ノマドランド』を上回る最多8部門でノミネートを果たし、キャスティング賞とライジング・スター賞を受賞した。監督は『未来を花束にして』のサラ・ガヴロン。
一番連想したのは『プレシャス』かな。貧困家庭で育つ黒人の女の子という点、母親に問題があるという点で連想する部分が多かった。
鮮やかなストーリーテリングでヒロインの心情を見事に表現しているし、無名の俳優たちながらアンサンブルが最高。インド系、白人、黒人、アジア系など色んな人種の人たちが出てきてイギリスの多様化した社会を感じた。
また終盤の展開は最近流行りのシスターフッドとして最高。文句なしに面白い作品だった。