[] 60点
バンリュー映画っぽいのでフランス映画だと思ってたが、イギリス映画だった。主人公ロックスは移民二世の高校生で、小学生の弟エマニュエルがいる。母親は不安定で頻繁に失踪しており、今回も数日で終わると思ってた。しかし、家の前にソーシャルワーカーがいたことで、友人宅を転々とする羽目に…云々。子供たちだけでなんとかしようとするけどやっぱ無理という話だが、本作品の真価は終盤20分にある。クリシェをラスト直前まで引っ張りながら、最後にクリシェから外れるという手法は同じ(?)バンリュー映画『レ・ミゼラブル』でも用いられていたが、本作品の方がより希望的で良い。子供は笑顔であってほしいよね、と。点数が伸び悩んでいるのは完全に同じ日に観た他三本の映画がバケモノだったからです。