あゆは

天才ヴァイオリニストと消えた旋律のあゆはのレビュー・感想・評価

3.5
ロンドンに住むマーティンの元に、同い年で類稀なヴァイオリンの才能を持つユダヤ人のドヴィドルがやって来たのは9歳の頃。そして21歳のデビューコンサート開演直前に彼は姿を消した。それから35年の時が経ち、彼の行方を知る手掛かりを掴んだマーティンは…

ミステリーなのかどうかは置いといて…ヴァイオリンの音色は素晴らしかった!激しく華やかで目(耳?)を惹きますね!ドヤ顔の少年期はちょっと憎たらしかったけど、幸運のおまじないに危うく惚れかけましたね。防空壕での演奏シーンが一番良かった!

後半は私にとって割と未知の文化、ユダヤ教がメインとなってくる。「名前の歌」そうかぁ…個人的超オススメ映画『ペルシャンレッスン』でもそんなことがありましたが、ホロコーストでの家族全滅はその家族の生きた証も消えてしまうこと…ひっそりと、彼らの存在が失われてしまわないように繋いできてくれた人達がいたのですね。
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