月の兎

ファーストラヴの月の兎のレビュー・感想・評価

ファーストラヴ(2021年製作の映画)
3.0
原作未読。
島本理生の原作小説を堤幸彦が映画化。
義理の姉弟の公認心理師と国選弁護人が女子大生による父親殺害事件の真相を探る話。

芳根京子がよかった。
顔つきもセリフ回しもどこかうわの空。
庶民派な演技が上手い先入観あったけど、そこはかとなくぶっ壊れた雰囲気がお見事でした。

北川景子はイマイチ。
違和感と嫌悪感をもたらす主役。
不快なキャラクターを魅力的に演じるにはサバサバと明るいパブリックイメージが強すぎたのかも。

登場人物全員の過去が盛り沢山。
描き切るには時間不足ですかね。
北川景子の葛藤と芳根京子の闇がそれほどリンクしてないのに無理矢理こじつけてるようにも見えちゃいました。
急に爽やかな着地も微妙に不自然でしたね。
月の兎

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