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ファーストラヴのあのレビュー・感想・評価

ファーストラヴ(2021年製作の映画)
3.2
重い題材の割にストーリーは単調。
事件を解決していく作品ではなく、ドキュメンタリーのように話が進む作品だった。
様々な人物の「光がない(ような)瞳」の描写に堤監督味を感じた。特に物語終盤の芳根京子の独白シーンの瞳がいい意味で気味が悪かった。

いい意味でも悪い意味でも盛り上がりはなく、淡々と進む物語の中で唯一、中盤の焼肉屋〜ホテルまでのくだりが難関だった。肉切るハサミで髪切ったり、水入れっぱなしで放置したケトルに対して心の中でツッコミ炸裂した。髪を切ってくれたこと、ホテルに2人で泊まったことが北川景子の中で印象的な出来事だったとしても、2人の過去にそんなことがあったんだ〜という感情より、いたたまれない気分の方が強かった。語彙力が乏しくて上手く言葉に出来ないのがもどかしい。
あ