映画ってすごいと思わせてくれた作品。長いし、好みじゃないかもな…と思いつつ観に行ったけど、気づいたら熱中して観ていて、あっという間に終わった。すごい体験をしたと思えた。
登場人物たちのそれぞれの思いや、苦しさ、葛藤に、のめり込むように観ていた。
もし自分が由宇子の立場だったら、どうしていただろう。
並行して進む由宇子に関わる2つのストーリーと、そこに関わる人たちの人生が、由宇子にも、観る人にも、たくさんのことを問いかけている。
正しさとは?誠実さとは?真実とは?加害者と被害者以外の正義感の意味は?そういったことを考えていくと頭がパンクしそうになるくらい、濃密な内容だった。
加害者のお母さんの家、特に貼り紙に胸がギュッと締め付けられた。