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由宇子の天秤のyadokariのレビュー・感想・評価

由宇子の天秤(2020年製作の映画)
4.2
由宇子の家庭問題があり、世間体ということが、組織や仲間や家族に属しているからこそ、その中での個人主義に徹することの難しさ。父親の問題は娘には関係ないのだからと思うのだが、それが会社に迷惑をかけ取材者に迷惑をかければ表沙汰にしないようにしてしまうのが人なのか(特に日本人は)。

能力がありすぎるから、ということもあるのかもしれない。普通はそんなことは出来ないで投げてしまう。腹くくって仕事を辞めればいいんだみたいな。無責任だけど。責任感の取り方が異常なのかな。姉さんが自殺した先生の遺書を捏造したというのも、世間が家族をも攻撃するからだっだ。

そう考えるとたぶん日本特有なことなのかもしれない。少なくとも個人主義の発達しているヨーロッパにはなさそう。アジアはあるかな。だから各国で評価を受けたのだろうか。(2021年09月21日)
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