公開時に観そびれてしまい配信にてようやく鑑賞できた。
世間に真実を伝えようと、ある事件の取材を続けるドキュメンタリーディレクターの主人公が、似たようなことが自分の身の周りで起き、それにどう対応するかで苦悩する。自分ならどうするだろうと主人公の立場になってその世界観に入り込んでしまった。
真実を伝えることは大切だけど、世の中には知らない方が幸せなこともあって本当のことを知ることで傷つく人もいる。何が正しくて何が間違いなのかは誰も決められない。主人公が最終的に取った行動は果たして正しい判断だったのだろうか。
ドキュメンタリータッチにしたくてあえてそうしているのかも知れないけど、ちょっと手ブレが多かったのとセリフが聴き取りにくいところが気になったものの、色々と考えさせられる要素が多く見応えのある作品だった。