正義なんてものはこの世に存在しない
たかだか人間が産み出した1つの定義に過ぎない
客観的な判断なんてこの世にはない
感情をもっているから 自分で判断するしかないから
何もしなくてもただ存在するだけで人間が持ちうる加虐性
立場によって逆転する価値観
真実を明かすことが正義だと信じカメラを構える作家は
自身が罪に直面した時に何を選択するか
カメラを介するということだけで人為的に切り取られた一面
人は多面的な生き物 でも他人を見る時には一面で判断しようとする その方が楽だから
正義という名目で行われる集団リンチ
あなたはこの世界でどう生きますか
素晴らしい 根幹にある価値観をグラグラと揺さぶる正に天秤のような作品
こんな素晴らしい作品に出会えるから邦画あさるのはたまらない