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アントマン&ワスプ:クアントマニアのsymaxのレビュー・感想・評価

3.6
"私に勝てるとでも?"
"勝つ必要はない…一緒に負けてもらう…"

アベンジャーズの一員として世界を救ったスコットは幸せに満ちた平穏な日々を過ごし、"指パッチン"で失った娘キャシーとの時間を取り戻そうとしていた…

キャシーはピム博士とホープと共に密かに"量子世界"を探る装置を開発し、謎に満ちた量子の世界を解き明かそうとその装置を作動させた途端に量子世界に吸い込まれてしまう…そこに待ち受けていたのは…征服者カーン…

マルチバースが本格的にストーリーの主軸となるフェーズ5の幕開け…

私のようにディズニー+に入っていない観客のために丁寧に今後の展開はこーですよ〜と示してくれたような、言わばフェーズ5のガイドとなる作品だったのでは?と思います。

征服者カーンがやけに丁寧に描かれていますし、マルチバースの概念というか、"可能性"に対する描写が分かりやすいのか、分かりにくいのか…

ストーリーは至って王道の分かりやすさでしたし、でっかくなったりちっちゃくなったり実にアントマンらしい映像は単純に楽しめました…で・す・が…アントマンと言えば"マイケル・ペーニャ"でしょ?何故出てこない…まぁ、話の展開上仕方がないとは思いますが…代わりと言ってはなんですが、ビル・マーレイが出ていたので、ちょっと許します…出番は少ないですが、ミシェル・ファイファーとマイケル・ダグラスとの絡みは流石の脱力技です。

私にとって"カーン"は、スター・トレック2でリカルド・モンタルバンが演じた優生人類カーンがまず浮かんじゃうんですけど…

征服者カーンは、サノスと比べると力不足感は否めませんが、まだフェーズ5は始まったばかり…どう化けるのか楽しみではあります…って、やっぱりディズニー+入れって事か?汚いぞ!ディズニー…
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