バンバンビガロ

アントマン&ワスプ:クアントマニアのバンバンビガロのレビュー・感想・評価

2.9
当たり前のことかもしれないけれどアントマンの映画的な面白さは大きさに合わせてカメラの視点を変えられるところにあると思っていて、それは普段見慣れたものを違うスケールから眺めることや通常の大きさでは入れないところにカメラを侵入させていくことができるから面白いのであって、本作が量子世界という名の全くの異世界を舞台にしたことには大きな疑問がある。
逆に良かったのは世代の描写の仕方で、娘のキャシーに変にひねくれたところがなく素直な善性を持っているところや、得てしてサポート役になってしまいそうなポジションのピム博士が一番大きな戦果を挙げる所など、ありがちな3世代ものの型をうまく回避できている。
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