なぎ

アントマン&ワスプ:クアントマニアのなぎのレビュー・感想・評価

4.0
MARVEL映画はどんどんスケールが大きくなっていくので、最近はぼーっと見ているとわからなくなることが多い。今作もそうだ。そもそもシリーズとしては三作目、MARVELとしてはフェーズ5の一作目。映画とドラマシリーズ全て見てから劇場に来いという感じがもはや当たり前になってきた。出てきた登場人物が誰なのか、どこで出てきたのかを脳内で整理して見ていかないとついていけなくなる。初心者に優しくない。

が、私は初心者ではないので非常に楽しかった。
あの登場人物がここで!?まさかあのときのあれが!?という驚きが満ちていて楽しめたし、量子世界の背景や登場人物はスター・ウォーズを彷彿とさせるワクワク感があった。アントマンらしいコミカルなシーンがありつつ、最近のアントマンは“アント”要素が足りないなと思っていたのを補うようなアクション、アントマンが相手するには強大すぎる敵、そしてピム博士が全部いいとこ持っていくところが面白かったし楽しめた。
しかしやはり、“アントマン”としては、泥棒時代の同僚三人組がいないことが寂しく感じられた。あの三人いてこその“アントマン”だと思う。

ただ、多分、量子世界は楽しい反面三半規管には辛いので3Dで見ることはおすすめしない。
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