案外見終わってみるとニコニコな今作。
世界観がSWよりなのはネガティブじゃないというか、むしろ個人的にはポジティブに消化できた。そもそもSWというか、色んな作品へのリスペクトとオマージュを感じたので宇宙を舞台にしたSF全般と言うべき
それでも、量子世界の表現にはもう少しエッジを効かせた異空間も期待していた。
それよりもキャラ設定や物語がSWのプロットを繋いだ作りだなーと驚くと同時に、それ故の予定調和であった部分には刺激が足りず。ただ途中から一周回ってその度胸に心撃たれ、「ダレン、アイツを殺ってくれ！」と期待してたら案の定の展開に声が出そうになったのは本当。笑
とはいえ紛れもないオリジナリティに溢れた作品でもあるので、SWと今作を比較するのは少々ナンセンスでもあるかと。
造形物やキャラには興味の行くものが多くそこだけでもかなり語れそう。特にゼリーちゃんは最高だし、ストームトルーパー的立ち位置の青いヤツ、バイタルスーツのアレでしかなくて…良い。
量子世界×マルチバースと情報量の多さに困惑するしMARVEL史上最も現実味の無い世界展開ではあるので受け入れ難いのも分かる。ここから先は面白さを自分なりに切り取る作業が必要だね…
少々エンジン切れかけの最近のマーベルには過度な期待をせず見る事が求め始められているぞ。
