このレビューはネタバレを含みます
よくわかんなかったです
伝記映画なのに、編集や脚本が目まぐるし過ぎて今誰がどこで何を目的に行動してるか、時間軸も飛びまくるしエルヴィスの話のはずなのにまるでエルヴィスの事が頭に入ってこなかった
エルヴィスの話なの?極悪プロデューサーの話なの?どっちなの?って感じだった
シーン単位ではアガるシーンも確かにあった。
一番アガったのはスタジアム?でやった“指一本でも動かせば逮捕だ”の時のライブで、腰をガッと曲に合わせて突き上げてそれに伴ってカメラもガッと揺れるとことか⤴︎⤴でしたね。
でもそのライブのシーンでもなんか遠くで政治家の人が演説してるみたいな説明もあったけど距離感が全然掴めなくてそこもノイズだったなぁ
どうしても『ボヘミアン・ラプソディ』と比べちゃうけど、あっちはちゃんと奇をてらわずに映画的に章立てて積み重ね積み重ねてラストにしっかりカタルシスをもたらす作りだったのに、『エルヴィス』は起承転結もなく起起起結って感じでずっと入り込めなかった
完全にエルヴィス・プレスリーのファン向けの構造だったと思う。
知ってて当然でしょって感じで説明を全部省いてる感じだった。
でもラストは結局字幕で説明して終わるっていう、なんかすごいもったいない作りの映画だった。
確かにスノーマンは悪いやつなのかもしれないけど、いくらエルヴィス・プレスリーが偉大なアーティストだったとしても、いち民間人でしかない個人を明確な悪役にして終わるってどうなの?
安易すぎない?って思った。
ホントの事なんだろうけどさ、そこが一番モヤッた所でした。
あとこれは本当に申し訳ないんだけど、知ってる曲が1つもなくてそこもノれなかった理由の一つですね...笑
期待値がデカかったのでガッカリ感もデカかった映画でした。