映画印

エルヴィスの映画印のネタバレレビュー・内容・結末

エルヴィス(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エルヴィスのファンになった。色気のあるとてもいい低音ヴォイスで、歌詞も真っ直ぐ素直で、ズシリと胸に響く。
あんなにも世界的に有名で大勢の熱狂的ファンがいるにも関わらず孤独を募らせていくのが皮肉であり切なかった。
「大佐」はただの地方の若者だったエルヴィスをスター街道へ導いた確かになくてはならない存在だっただろうが、後半のエルヴィスを利用するやり口が憎い。エルヴィスも、大佐には恩があり、いつも寄り添ってくれたということで簡単に信じてしまうから、観ているこちらがもどかしい思いをする。
あの若い頃にやっていた爪先立ちは凄いと思う。身体の柔軟性と体幹がしっかりしていないとできない。
エルヴィスを演じたオースティン・バトラーにも圧倒された。大スターを演じるプレッシャーは計り知れない。しかし彼は見事に演じきっていたと思う。役者魂に感動した。
ところで、エルヴィスがカナダ以外の外国で公演することがなかったのは大変残念だ。是非日本にも来てほしかった。
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