ユージーン

エルヴィスのユージーンのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.5
 伝説のミュージシャンの伝記的作品となると、「ボヘミアン・ラプソディ」然り、「ロケットマン」然り、やはりハードルが高くなってしまいます。

 私自身、どの作品のアーティストにも特別な思い入れがないので、フラットな目線で観れていると思うのですが、今作は、前二つの作品に比べると、見せ場のインパクトがやや弱く感じました。俳優の演技はとても良かったのですが、名曲が生まれた瞬間の演出や、ステージシーンでの盛り上がりなどで、気持ちが高まるといった感覚がさほどありませんでした。エルヴィスの境遇がそうさせるのか、単にステージの規模的な問題なのかはわかりませんが。

 大佐目線でなく、エルヴィス目線であれば、もっと時間も短く、見せ場も強調できたのかもしれませんね。

 余談。
 見た目だけでいえば、オースティン・バトラーよりマイルズ・テラーのほうが似てる気しません? 歌えなかったんですかね? それとも目の綺麗さか?