監督は「華麗なるギャツビー」のバズ・ラーマン。出演は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のオースティン・バトラー、「フィンチ」のトム・ハンクス、「ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者」のオリヴィア・デヨング、「ゴーカーツ」のリチャード・ロクスバーグなど。
1950年代、エルヴィス・プレスリー(オースティン・バトラー)は歌手としてデビューする。彼の個性的なパフォーマンスは若者たちに熱狂的な支持を受ける一方で、批判や中傷にもさらされる。やがてエルヴィスは警察の監視下に置かれた会場でライブを行うことになり、マネージャーのトム・パーカー(トム・ハンクス)が彼に忠告を与える。
エルヴィス・プレスリーの生涯を描いた作品。エルヴィス・プレスリーという名前は言わずもがな有名だが、彼がどんな人生だったかは知らなかったので、その一端に触れられた。
スピード感溢れるテンポで、ポンポン話が進むので飽きずに観る事ができる。2時間オーバーで少し長い尺だが、気にならないのはそのためだろう。ただあまりにも早いので、気を抜くと何があったか分からなくなるかも。
この作品のもう1人の主人公はパーカー。手腕は確かだが悪徳なマネージャーである彼が、かなりの存在感を放つ重要な存在だった。どの時代のどのスターにも、こういった輩は存在するのだろう。
彼がどのようにエルヴィスを扱ったのか、フィクションの要素はあれどそれがこの物語のキー。
ロックが好きな自分としては、今作に登場する音楽はたまらない。特にライブシーンは、当時の熱が感じられてとても好みだった。
最後にエルヴィスのライブ映像を持ってくるのもベタだけど良かった。
スターの人生を描いた映画。