エルヴィスのh1sash1kjmのネタバレレビュー・内容・結末

エルヴィスがどれだけのミュージシャンかは正直よく分からない。センセーショナルにデビューし世の中の非常識にチャレンジして人々の心を掴んだものの、体制側の反感を買って勢いを封じ込められ、鳥かごの鳥のように田舎のステージで生涯を終えるなかで薬物に手を出し死んだくらいの認識しかない。無名から出てきて売れてお金になると、ハンクスのような寄生虫にむしばまれ利用され、家族や取り巻きからも利用され、言うことを聞かなくなれば脅され、最後は消される（アメリカで有名人の心臓発作は暗殺以外の何者でもない）というのがお決まりの筋書きなのだろう。ハンクスのどうしようもない憎まれ役は実にはまっていた。