マルケス

エルヴィスのマルケスのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.5
ラメ衣装の太ったエンタメ歌手。自分が抱くエルヴィス・プレスリーはそんなイメージだった。

でも生涯を振り返ると、エルヴィスは間違いなくロックンローラーだ。
しかも「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」においてアレサ・フランクリン、レイ・チャールズに次ぐ第3位だった!
ジョン・レノンやボブ・ディランやミック・ジャガーやその他の錚々たるレジェンド達を抑えてのトップスリーって、どれだけ偉大な存在だったんだろう。

それにしても、キラッキラにデコられたワーナーロゴ眺めてた時は、鑑賞後にこんなに悲しい気持ちになるなんて思いもしなかった。
もっと生きて愛されて収入も得て、世界中で称賛されても良かった人なのに。もしマネージャーが替わっていたら、とどうしても考えてしまう。

オースティン・バトラーがプレスリーに見える瞬間があって、相当に努力したのだろうと思う。
バズ・ラーマン監督は過剰な演出が苦手だけど、「Unchained Melody」を歌うエルヴィスとその生涯を教えてくれて感謝してる。
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