エルヴィス・プレスリーのことはほぼミリしらなので恐縮だけど、本当じゃなかったら大佐の名誉毀損も著しい作品だと思うんですがガチなんですかこれ?????
このときのロックスターあるあるの、「プライベートと仕事のバランスが大きく崩れて心身共に体調を崩してそのまま転げ落ちていく」様が見ていて辛かった。最初こそまさにコミックをめくっているような独特のカットインとか演出にびっくりしたしあまりのテンポの良さに飛ばしてるなあと思ったりしたけど段々慣れてきたし、大佐のエグさが露わになっていくにつれ悔しいことに引き込まれて行ってしまった。ただ現代の音楽をバックに挟むのが個人的には合わなかったかな………単に新しい演出に拒否反応が出てるだけかもしれないけど。
黒人音楽を取り入れつつ自分なりの味付けをした初めての白人という立ち位置(だと思っている)とそのルーツが非常にわかりやすい。子供の時教会で聞いたあの力強い歌声がずっと人生の芯にあったっていうのがすごくよくわかった。人混みの中で無数の手を差し伸べられながら歌声を聴くところがすごくすき。
オースティンバトラーがエルヴィス本人に激似でびっくりした。特に後半の太ってきたあたりがガチで似てた。Burning Loveが流れたので(当然)大満足。まあ状況的にはあまり芳しくないので素直に喜べない複雑なところではありますが……………他にも聞いたことがないけどよさげな歌がモリモリだったのでアルバムを漁ってみようと思う。