ドスティ

エルヴィスのドスティのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
4.1
スーパースターの伝記物と言うよりバズ・ラーマン印のギラギラなミュージカル。

オースティン・バトラーの圧倒的パフォーマンスが本当に素晴らしい!
カリスマ性に溢れセクシーで片時も目が離せず魅了された。

もっとゆっくり各ステージが見たいのに演出が忙しなく勿体無い。
「ロミオ+ジュリエット」や「ムーラン・ルージュ」が青春のバイブルなので期待したけど、劇中でヒップホップを流すのはやり過ぎかも。

エルヴィス・プレスリーがゴスペルやR&Bはじめ黒人音楽に多大な影響を受けたのは周知の事実ながら、ファッツ・ドミノこそロックンロールのキングと言う台詞は胸熱。

ケルヴィン・ハリソン・JrのB.B.キング、アルトン・メイソンのリトル・リチャードがとても良かったのでスピンオフ希望。

エルヴィスの楽曲は個人的に特別好みじゃないものの、既存の曲を自分流に昇華し唯一無二の音楽にしていて凄い。
悪徳マネージャーに利用された人生は可哀想で悲しくなってしまった。

オースティン・バトラーの全身全霊の名演に比べ、特殊メイクも役柄も醜悪なトム・パーカー大佐を演じるトム・ハンクスが信じられないほど下手に見え、作品の質を落とすレベルで浮いてた。

オリヴィア・デヨング可愛い。
コディ・スミット=マクフィー、デビッド・ウェナム、アンソニー・ラパリアも登場。
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