スーパースターの伝記物と言うよりバズ・ラーマン印のギラギラなミュージカル。
オースティン・バトラーの圧倒的パフォーマンスが本当に素晴らしい!
カリスマ性に溢れセクシーで片時も目が離せず魅了された。
もっとゆっくり各ステージが見たいのに演出が忙しなく勿体無い。
「ロミオ+ジュリエット」や「ムーラン・ルージュ」が青春のバイブルなので期待したけど、劇中でヒップホップを流すのはやり過ぎかも。
エルヴィス・プレスリーがゴスペルやR&Bはじめ黒人音楽に多大な影響を受けたのは周知の事実ながら、ファッツ・ドミノこそロックンロールのキングと言う台詞は胸熱。
ケルヴィン・ハリソン・JrのB.B.キング、アルトン・メイソンのリトル・リチャードがとても良かったのでスピンオフ希望。
エルヴィスの楽曲は個人的に特別好みじゃないものの、既存の曲を自分流に昇華し唯一無二の音楽にしていて凄い。
悪徳マネージャーに利用された人生は可哀想で悲しくなってしまった。
オースティン・バトラーの全身全霊の名演に比べ、特殊メイクも役柄も醜悪なトム・パーカー大佐を演じるトム・ハンクスが信じられないほど下手に見え、作品の質を落とすレベルで浮いてた。
オリヴィア・デヨング可愛い。
コディ・スミット=マクフィー、デビッド・ウェナム、アンソニー・ラパリアも登場。