ミュージカル「レント」を世に送りだした、ミュージカル作曲家の伝記的作品。
たまたま年齢が主人公と同じだったため、一曲目の「30/90」から、一気にやられてしまったような感じでした。
30前になって何もできていないと考えてしまうような焦燥感を、チックチックと時限爆弾が爆発するまでのカウントが聞こえるという感じで表しているところがかなり共感できました。
結局、自分の経験を反映させた「レント」で栄光をつかむことになる主人公ですが、公演初日の早朝に亡くなったため、作品の評価を知ることがなかったというのもかなりドラマチックな話だなぁと思いました。