スティーブン・C・ミラー監督って大不評の「大脱出2」「リムジン」の監督さんなので、観る前からスゴく心配だったのですが…。
ブルース・ウィリスさんを客寄せでよく起用する事でも有名。何だかんだ言ってもこの人の監督作は結構観ちゃっているんですが(笑)
B級の佳作を撮る監督というイメージだったのですが、本作は結構予算がついているようで何時もと違いスケールが大きい。
主演のアーロン・エッカートさんが製作総指揮も兼ねているので、予算が付いたのか遂に話題作を撮る事になってなかなか嬉しい。
序盤から走る走る!疾走感が裏テーマかなと思うほどにそれを感じました。
時間制限のシリアスな内容なのですが、所々にジョークが効いていて面白い。ただこのジョークのせいで緊張感は少し失われているので好みは分かれるところ。
野次馬根性のライブ配信者の女性は最初は嫌いだったけど、徐々に好感度が増して来ます。その役を演じるコートーニー・イートンさんもなかなかキュートでしたね。相方の女性がオーガニックどうたらこうたら言う割には自身の顔に穴ばかり開けていて笑いました。
とにかくアーロン・エッカートさんがカッコいい!本人が製作総指揮もしているのでいかに自分がカッコよく映るか指示が出ていそう(笑)
超タフで脳筋の猪突猛進警官を演じていて、最近の主演作で1番カッコいい役柄だと思いますね。
市街地での銃撃戦は凄まじく、展開は派手なんですがCGがちょっとチープなのは残念ポイント。
時間制限に無理があり過ぎであり得ない展開などツッコミどころは多く、エンタメに振り込んでいるので評価が低いのも仕方ないです。
それでも非常にテンポが良くウリのライブ感もありましたし、最初から最後までスリリングな展開で私は好きなアクション作品でした。
まとめの一言
「カッコいいケツアゴおじさん」