コスモ

市民Kのコスモのレビュー・感想・評価

市民K(2019年製作の映画)
3.9
この作品で壮大な音楽で英雄的に描かれている人物もまた談合で財産を増やしていた人物であり、オリガルヒと呼ばれる新興財閥も善人ではないわけだ。

結局は権力の奪い合いに過ぎず、このままでいけばプーチンが打倒されても、また別の独裁者が玉座につきそうな予感がする。

革命的な政変はたまに起きるが、その後の仕組み作りを先に示さなければ同じことが繰り返される。
プーチンだってオリガルヒを倒したところまでは、庶民からすれば英雄的に見えていたはずだが、強権を振るって政敵を殺しまくったり、結局は古今東西の独裁者と同じ道を歩んでいる。
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