駆け出し感が否めないが誠実に映像表現を模索している事が分かる。
『Boy meets girl』を想起させるような詩的な表現の連続で、まだ言葉の世界と映像の世界が混ざり切らないような、演劇のようで書…
元AV女優の戸田真琴の実体験を元にしたオムニバスショートムービー。
「アリアとマリア」「Blue Through」「M」の3つのエピソードからなり、
「植物園」や「廃遊園地」など、印象的な場所を…
劇映画ではなく、ジャームッシュ監督のような"何も起きない"を正直に表現した作品だと思います。
(先に言っておくと僕はめちゃくちゃ好きでした)
『この別れのシーンで涙、再会のシーンの顔アップで歓喜…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭からのタイトルコールの3分。
詩とともに流れ始めた景色が未だに脳裏から消えない。雑多だけど、どこか懐かしい永遠。
この3分で今まで"詩とは読むもの"という認識から外れ、もっと壮大で研ぎ澄まれる…
これは商業的な映画ではなく、戸田真琴さん自身のために制作した映画なのだなと思った。
フィルムによって描かれる淡い映像と、キャラの独特な言い回しが不思議な世界観を作っている。物語としてはほぼ成立してい…
文筆家としても活躍するAV女優の戸田真琴が手がけた短編3作品から成る初監督作。
戸田が、自身の人生における大きな喪失のようなものをベースに、言葉と映像で語り直すことを試みた「戸田真琴実験映画集プロジ…
©︎Toda Makoto