いわゆる娯楽作品としての映画ではない。なんらかの物語があるわけではなく音と映像による表現。内容を理解するとは違った体験でクラシックやインストの音楽を聴く感覚。共感するではないのだけれど自分の中にある…
>>続きを読む誰かの見たふわふわした夢のなかの言葉と映像
どの短編も閉じた世界(ふたり)で構成されてて演劇を見ている感覚
言葉の紡ぎ方がずっと浮ついてて曖昧で独善的で誰かの他の人のそれっぽい言葉の真似事にも聞こ…
このレビューはネタバレを含みます
その人を形成する内なるものを内からくる言葉で表現された作品でとても好きだった。映像と言葉が美しくて目が離せなかった。
言葉の意味を追うと言うよりも自分にその言葉が入ってきて、それによって感情や記憶…
とても難しい作品でした……分からん!と言って逃げ出したくなってしまうような……
「月の光」を背景に始まる冒頭の詩の朗読(と言ってしまっていいでしょうか)はまさしく詩的で美しくとても文学的でした。た…
3つの短編映画で構成されている。
監督戸田真琴さんの本を読んでファンになり映画も見たいと思っていた。
彼女の脳内を彼女の手によって具現化したもの。
彼女は頭の中が最もセクシーだと思う。
大森靖子…
語りの入り口はこのフィルムの定義。監督自身の五感を通って、観客の網膜へ着地。端的に説明すればたったこれだけなのに。そこには明快な言葉では言い表せない感情が伴い、映画が世界を洩れなく包み込む。その中に…
>>続きを読む見慣れた景色も尊く美しく見えることがある
視覚を脳で再構成する時に毎回違う像を描くから
人の頭にあるのは記録ではなく記憶
それを正しく他人に伝えることはできない
記憶はテキストより映像に近い
…
AV女優で文筆家の戸田真琴さんの初監督作。
戸田さんの舞台挨拶付きで鑑賞。
感想を書くまで2日かかってしまった…それは観終わったあとにすぐ言葉にできなかったこと。
監督が「念を込めた」というパンフ…
©︎Toda Makoto