冒頭からのタイトルコールの3分。
詩とともに流れ始めた景色が未だに脳裏から消えない。雑多だけど、どこか懐かしい永遠。
この3分で今まで"詩とは読むもの"という認識から外れ、もっと壮大で研ぎ澄まれる…
その人を形成する内なるものを内からくる言葉で表現された作品でとても好きだった。映像と言葉が美しくて目が離せなかった。
言葉の意味を追うと言うよりも自分にその言葉が入ってきて、それによって感情や記憶…
過剰に見えるセリフは私たちの勝手につけた基準で推し量っただけのものにすぎない。
そう言っていたが、過剰なセリフに加えて、何か映像的なアイデアが欲しかった。どうしても劣っている構図やカメラワークが気に…
言葉にするのが苦しくて、ただ涙が止まらない。そんな自分がすごく嫌だった。でも。
本当はわかっていたのに、気づいてないフリしたあの時の痛みも、誰にもわかってもらえないと隠した心情も、描きたくて見続け…
傷ついた自分と、これから傷つくかもしれない自分を「美しさ」で肯定され、再構築する未来は明るいと、さらに背中を押してもらった。
以下はトークショーで記憶に残った言葉と、上演後に監督と少しお話できた…
全編通して画面作りがきれいで懐かしい光に溢れていてそんな記憶ないのにもう失われてしまったものを思い出したように胸が痛んで、でもそれが気持ちよかった。1話。入れ代わり立ち代わり2人の少女の役割が変わっ…
>>続きを読む3本のストーリーは単純だが、台詞がほぼポエムのため、ストーリー性を感じるかというとそうではなかった
少女性の揺らぎを描いたと言われればそうだと言える
岩井俊二と虻川実花と少女漫画を合体させた感…
彼女の紡ぐ言葉はその節々に芯のあるつよさ、優しさがあるものだから好きだ。
ただただ詩的でどこまでも棘のある響きがうつくしい日本語の羅列だった。
だけれど、それを映像におこすとなると、表現する側、つま…
鑑賞前の下調べを怠ったこちらに落ち度がある。
論ずるに値しない。表現といえる段階にない。これは生のままの感情の、あまりに無様な形での発露だ。若気の至り以外の何物でもない。衒学気取りの空虚な言葉は、ま…
©︎Toda Makoto