このレビューはネタバレを含みます
彼女の紡ぐ言葉はその節々に芯のあるつよさ、優しさがあるものだから好きだ。
ただただ詩的でどこまでも棘のある響きがうつくしい日本語の羅列だった。
だけれど、それを映像におこすとなると、表現する側、つま…
観てる間考え事をしていたわけではないし、ましてや寝てもいなかったんだけど内容が全然頭に入ってこなかったっていう。
特に言う必要も無いんですが、正に通り過ぎていっちゃったなっていう。
年に何本か散…
西洋美術的な構造の作品だった。AV出演者はセックスによる肉体からのフィードバックとそれを受けての精神状態を制御しながら作品を作り上げる仕事だと推察する。よって肉体感覚と精神制御への意識は人一倍高いは…
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鑑賞前の下調べを怠ったこちらに落ち度がある。
論ずるに値しない。表現といえる段階にない。これは生のままの感情の、あまりに無様な形での発露だ。若気の至り以外の何物でもない。衒学気取りの空虚な言葉は、ま…
AV女優で文筆家としても活動する戸田真琴さんが監督した3本の短編からなる作品です。
2年ほど前、自粛期間中に本屋で見つけた戸田さんのエッセイを2冊買って読んでからファンになり受験中にその言葉にとて…
戸田真琴監督が手掛けた短編3作品から成る初劇場公開作は、自身の人生における大きな喪失のようなものを基に、文筆家でもある監督の文学的な言葉と映像詩で語られる、「戸田真琴実験映画集プロジェクト」として2…
>>続きを読む戸田真琴監督の短編実験映画の作品集。
この方の書いた「シン・ゴジラ」「最低」のレビューが素晴らしくて、数年前に映画を撮ると聞いて楽しみにしてたが、いい意味で期待に違わぬアングラっぷり。
一本目の「ア…
試写会に参加させていただきました。
「ごめんね」という言葉が、情景や刻まれた歴史の違う人生を刻んだ人間にうつしだした、短編3作のなかで必ず発されていた。
その「ごめんね」は、すべて誰に言うでも…
©︎Toda Makoto