目の前を横切ろうとするその老人の背中はひどく曲がっていて
歩く姿をじっと見ていると足が不自由であることがわかる
かばい続けてきた足のせいか
それとも思うように動かぬ現実にへし曲げられた心が背中…
このレビューはネタバレを含みます
その人を形成する内なるものを内からくる言葉で表現された作品でとても好きだった。映像と言葉が美しくて目が離せなかった。
言葉の意味を追うと言うよりも自分にその言葉が入ってきて、それによって感情や記憶…
芸術がこの世に存在する意味。そのひとつに自分語りが許可される唯一の場所をつくるということがあるのだと強く感じる。誰かの自語りが、誰かを救う。それが幻想ではないことを証明してくれる作品だと感じた。
戸…
とても難しい作品でした……分からん!と言って逃げ出したくなってしまうような……
「月の光」を背景に始まる冒頭の詩の朗読(と言ってしまっていいでしょうか)はまさしく詩的で美しくとても文学的でした。た…
拙い言葉では受け止めてしまった、光と痛みの量を表すのに足りない。血を流しながらでも、大きな鏡を作ろうとしてくれる人に出逢えてとても良かった。
アリアとマリア、Blue throughはどうしても、…
©︎Toda Makoto