ちゃんしん

ケルベロス 紅の狼のちゃんしんのレビュー・感想・評価

ケルベロス 紅の狼(2018年製作の映画)
3.8
悪を懲らしめろ!

汚職、政治腐敗。
何処の国でもあるんだろう…。
ほんとに今の世の中酷い。
ニュースや新聞紙上に上がる事件の何と多いことか…。

権力や金に群がる奴等はいつか痛い目にあう。
それにもっと酷いのは、その権力に従順な者たちがその悪行を支えているということに対して罪悪感すら持たないこと。
誰もが自分の利害の為に進んで悪を容認している。
これでは世の中、良くなるはずない。 現実には権力に媚びし、組織的にその悪の反対勢力を排除する集団さえも存在している。
自分達の利益にさえなれば、他者を貶めてでも排除するのが正しい方法だとする組織…、その為に仲間を増やし、洗脳し、社会や会社での勢力を増やして権力を独占しようとする組織すら存在しているのが現代社会。
ほんとに恐ろしい…。

世界は多種多様な人々で構成され、その調和によって成り立つことが理想的なはずだ。
いろんな人種、いろんな宗教、いろんな風習…、さまざまな考え方が存在するのが世界であり、社会の真の姿だ。
だからこそ、違いを認め、多種多様な意見を聴き、多種多様な考え方をすり合わせて、理想的な解決策を求める必要性がある。
世界が多種多様に満ちているから面白く、間違いがないように修正することが出来、より良い理想的な世界を目指すことが出来る…。
一つの考え方、一つの組織、一つの勢力に集約することほど危険な考え方はない。
理想は多種多様な意見があるからこそ導くことが出来るものだ。

多くの戦争やテロなどから、何も学んでないのだろうか?
権力者や組織が振りかざす自分勝手な理想論が勢力を作り、己の利益の為に大量殺人という犯罪に身を染めたことを。 権力者になびき、組織になびき、悪を悪とも認められないほどになる人は多いだろう。

悪はいつか痛い目にあう。
自己愛に満ちた権力者や組織、欲望を貪るものにはいつか罰がある。
ちゃんしん

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