さて。10年ほどのブランクを経て映画鑑賞を再開してから2年少しが経ちました。
かなーり鑑賞力?映画力?が戻ってきたような気がするので、ずっと再鑑賞したかった本作に挑戦しました。
大学時代に映画サー…
若い頃に観た時は音楽の美しさともの悲しい雰囲気に浸りつつ、よくこの作品のことをわかっていなかった。
改めて鑑賞して、鏡の使い方など場面場面の撮り方、画の完成度の高さに魅了されました。
ひとつひとつ…
アルコール依存の30歳(くらい)の男性が療養施設を出て、昔の知り合いたちに出会い、自殺に至るまでの48時間を描いた映画。作家のジャック・リゴーがモデルの小説『ゆらめく炎』(ピエール・ドリューラ=ロシ…
>>続きを読む〜 自分の敵は自分 〜
いきなりエンドクレジットで始まる
人生の清算と決別までの48時間
手にした拳銃ルガーP08 (*1)は自分の胸に
かつての友と出会っては絶望を重ねる男
彼は現世を彷徨う魂の…
このレビューはネタバレを含みます
自殺を決めた男の48時間を描いた作品で、設定としてはとてもドラマチックなのだが、淡々と紡ぎ出されるドラマに暖かみはなく、主人公に感情移入することを拒まれているようだ。
哲学的な会話も多く、取っつきに…
『鬼火』(Le Feu follet ゆらめく炎)
1963
フランス
アラン「退屈な暮らしじゃないか?」
デュブール「妻と娘たちとカビくさい家が僕の情熱の一部だ」
アラン「昔の目の輝きがない。力…