菩薩

東京の恋人の菩薩のレビュー・感想・評価

東京の恋人(2019年製作の映画)
2.5
映画好き青春拗らせおっさんなら誰でも簡単に撮れそうな安易なエモ狙い、それこそエリザベス宮地らへんならもっと上手く撮れそうな。結局どこにも着地せずただただナルシシズムだけが寒々しく、カメラの向こうに常にカンペ持った第三者が立っていそうな台詞回しがひたすら気に食わない。川上奈々美のエクボが可愛さの猛威を奮っているし、追憶の彼女の自然さだけが救いに思えるが、だからこそ普段吸い慣れていないであろう煙草の吸い方の不自然さが粗になっている。結果として一番良いのは当然の陸雄、あとマメさん、良い思い出作りにはなったんじゃないの?って感じ。森岡龍の体型だけがリアル。倫理観の無さがムーラボっぽい。
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